興味を持つものだけに興味を持つ暮らし

とある企業に勤める坊主

スクラムの文脈に既存のロールを混ぜる

少し思うところがあったので振り返ってみます。

状況

スクラムレビュー時に次回からは議事録を作成して欲しいとステークホルダーから依頼があった。議事録を作成するのは、レビュー会に参加できない方への活動状況の明確化と課題の共有が目的ということである。

起きたこと

プロダクトオーナーのロールを持つ人がリクエスターに、スクラムのフレームで考えた場合に、議事録を作成することに意義を見出せないと、参加できない方向けに議事録を作成するのではなく、参加してもらう方向で調整するべきだと主張した。

リクエスターはスクラムは関係なく、グループのアクティビティとして必要なものだと主張をした。

双方の意見は対立しているため、話し合いの場が設けられることになった。

感じたこと

スクラムの文脈と既存の組織の文脈で会話をすると話が噛み合わなくなる。どちらかの文脈に合わせた会話をした方が良い。スクラムには3つのロールしかなく、リクエストの依頼はいちステークホルダーにお願い事にすぎない。だからその依頼をアクセプトするかリジェクトするかはプロダクトオーナーの判断に委ねられるべき。

リクエスターが議事録を作成する妥当性をプロダクトオーナーに説明して納得させることができれば、議事録作成の是非はさておき事態はスムーズに運ぶと思う。あるいは議事録を必要と思う人が他者に依頼するのではなく自ら作成するのが筋が良いと思う。

もちろん、変なことにならないようにスクラムチームで議事録のレビューをする前提にする。

結論

混ぜるな危険

アジャイルの作法が共有されていない状況でスクラムの文脈で会話しても理解を得るのは難しい。お互いに作法を理解したうえで会話できると、事がスムーズに運ぶはず。作法を理解してもらうのに、コストが安く済むケースもあれば、高くつく場合もある。

終わりの始まり part2

この物語はフィクションです。実在の人物、団体名等とは関係ありません。

otentosama.hatenablog.com の続きです。

スクラムをやめよう

開発メンバーの百田が質問を投げかけました。ビジネス側の人にGitHubのアカウントがないと、ビジネス側はバックログを参照できないけれど、 その点について支障はないかという投げかけでした。彼らの問題ないと返答をしました。開発チームの疑問は解消されたので、GitHubを使う前提で バックログのトラッキング方法を百田が情報としてまとめました。wikiにまとめられたトラッキング方法に関する情報は、その日のうちにコラボレーションツールのSlackチームチャンネルに投稿されました。

今の状態でスクラムをすることがもやもやするので自分なりの考えをまとめましたと、投稿文には書かれていました。

私はすぐにリンクを開きました。その考えをまとめた文章の冒頭には

方針:スクラムはしない

と書かれていました。事実上のスクラムやめます宣言です。私にはこの宣言はインパクトの大きいものでした。 私自身、以前からスクラムマスターの立場でありながらスクラムをやることを半ば諦めていました。 スクラムではない何かをスクラムしているかのように振る舞うのは限界を感じていました。 この宣言でスクラムマスターの役割から解放されて開発業務ができるならそれでも良いと私は思っていました。

続く

otentosama.hatenablog.com

ふんどし - ステップアップ方法編

はじめに

otentosama.hatenablog.com

今回は前回予告したとおりに、ふんどしのステップアップ方法について書きます。あなたはふんどしは手に入れた。あなたは身につけ方も理解したという前提でいきます。

おすすめの段階の踏み方

前回ステップアップ方法と書きましたが、いざ書いてみるとそれほどステップ数はありませんでした。2ステップです。

  1. ふんどしを寝る前に着用する
  2. ふんどしを終日着用する

ふんどしを寝る前に着用する

初心者の方は、ふんどしを終日つけることに抵抗があるかもしれませんので、そういう方はまずは寝るときだけ着けることを推奨します。寝心地の良さ、寝起きの良さを体感できるはずです。

ふんどしを終日着用する

最初のステップを踏んでしばらくすると、着用しているときの心地良さを持続したい欲求が高まっているはずです。

1週間寝る前に着用しているだけで身体はふんどしを常に求めるようになっているはずです。そうなっていれば、準備は万端です。

さあ、ふんどしを着けて外に出かけましょう。ここで注意があります。アウターはきちんと着用して外に出るようにしてください。

素っ裸にふんどしで外に出るとおそらくおまわりさんに職質されます。ふんどしを着けると気持ちが高揚しますが、そこはグッと気持ちをコントロールして服を着ましょう。

気づき

女性が身につけるブラの宣伝で身につけていることを忘れるくらい着用しているときのストレスが少ないといった売り文句がありますが、ふんどしは男性におけるそれです。

興味を持たれた方へ

体へのストレスを軽減したいと思う方はわたしに騙されたと思ってふんどしを身につけてみてください。

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スプリント3

成果

今回のスプリントは計画外の作業が発生しました。その結果、完了できたストーリーは1つでした。他にストーリーは2つありましたが、残念ながら完了できませんでした。計画外の作業がありスプリント前半はそれに時間を割かれた中それを着実に完了して、かつストーリーを1つ完了できたのは良いことです。

レビュー

前回のスプリントレビューではデモがうまく見せられなかったという課題がありましたが、チームで事前準備をきちんとしたため、うまく見せられたと思います。フィードバックをきちんと参加者からもらえたと思います。時間としては20分くらいで終わりました。

レトロスペクティブ

ポイントについて

ストーリーのみポイントをつけているけれど、バクにもポイントをつけるべきかという会話がなされました。

ストーリーのみポイントを付けた場合、バクはベロシティにカウントされないため、ステークホルダーへの説明と開発の見通しを立てるという点で難がありました。これはプロダクトオーナーの視点で困る点です。ということは開発チームの活動にも関わることです。

30分くらいかけて会話を重ねた結果、バグにもポイントをつけることにしました。これを書いている時点ではチームのwikiにはルールを反映していないので週明けに更新する予定です。

タスクアサインについて

私が開発チームと揉める出来事がありました。計画外の作業をする中で開発チームに指示に近い行為をしてしまいました。指示に相当することは問題ですし、開発チームの特定の人に指示をしてしまうことも問題です。

この揉め事のあとはデイリースクラムに参加しなくなりました。話し合いの結果、スプリント単位で開発チームの中にディスパッチャのラベルを持つ人が各タスクを俯瞰して作業を割り振りをすることになりました。

また、デイリースクラムへの参加は私が参加しないと私のタスクが開発チームに共有されないという支障があると開発チームから意見が出たため、今後は参加することになりました。

プランニング

30分くらいで計画が立てられた思いました。優先順位がつけられたストーリーを上から取るだけでした。

プロダクトオーナーの希望するスコープを確認し、開発チームがやれそうなところまでストーリーを取ってきたあとはポイントつけてないのがあれば付ける、継続のストーリーがあれば残作業を確認するといったことをしました。

まとめ

計画外作業があり、ベロシティが下がってしまいました。計画外作業が起きないように、スクラムの外できちんと調整することの大切さを学びました。

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ふんどし 買い方編

otentosama.hatenablog.com の続編です。

ふんどしの買い方は店頭で買う。オンラインサイトで買う。の2択です。それぞれの長所と短所は他の何らかの商品と同じだと思いますので割愛します。

私はどちらを利用してショッピングをしているかというと後者のオンラインサイトです。理由は簡単で身近に店頭販売している店舗がないからです。近所のお店でふんどしが陳列される未来が早くるのを願ってやみません。

ふんどしと検索サイトで検索すると色々とオンラインサイトがヒットします。その中からお好みのサイトを選んでふんどしを購入手続きをすれば完了です。

注意する点としてはふんどしのタイプ選びです。越中ふんどし六尺ふんどしが表示されると思いますが、初心者の方は越中ふんどしを選ぶようにしてください。

この点は前回の記事で触れたとおり、着用の難易度が低い越中ふんどしを選ぶことを強く推奨します。

攻めて難易度の高い六尺ふんどしを選択したいという方もいらっしゃるかもしれませんが、そこは気持ちをぐっとこらえてイージーモードの越中ふんどしを選びましょう。

買い方編は別段、ふんどしに特化した事柄はないため、割とシンプルな内容になりました。次回はふんどしのステップアップ方法について書いてみたいと思います。みなさん良いふんどしライフを!

終わりの始まり part1

この物語はフィクションです。実在の人物、団体名等とは関係ありません。

この物語ではスクラム開発をしていたチームがあることをきっかけにスクラムを中断し、関係者と対話しスクラムを再開するまでのできごとを書きます。

私の名前は佐々木、好きな食べ物は唐揚げです。私のチームはスクラムをしています。スクラムアジャイル開発手法の1つです。様々な会社で採用されている開発手法、それがスクラムです。スクラムには3つの役割が定義されています。プロダクトオーナー、開発チーム、スクラムマスターの3つです。私の役割はスクラムマスターです。

早いもので私はスクラムマスターの役割で会社で活動し始めて約3年経過しました。

​​プロローグ

​​現場ではbitbucketとJiraというツールを使って開発をしています。bitbucketはソースコードが格納されるプラットフォームです。Jiraはバックログを管理するツールです。私のいる会社では全社的にツールの見直しが推進されている。そんな中、スプリントレビューの場でbitbucketの利用を中止しにGitHubにすると会社の役員の方から説明がありました。 その時はあまり気に留めていませんでしたが、それが後々起こる騒動の始まりでした。

ツール変更の方針が説明されて​​数日経過した後、入社3年目の百田がGitHubソースコードデータを移しました。ちなみに彼は開発チームの1人で海老反りジャンプが得意です。 GitHubソースコードを移したのは先で説明したとおり、レビュー会でツールをbitbucketからGitHubに移行して欲しいと話があったからです。それからJiraで管理していたバックログはできればGitHubの課題管理の機能を使って欲しいということでした。課題をGitHubに移すのは抵抗はありませんでしたが、1つ懸念がありました。 技術者だけがGitHubを使うことを想定しているのかそうでないのかという点が懸念でした。 役員の方に確認したところ、アカウントを開発側には割り当てる予定で、ビジネス側には割り当てる予定はないとのことでした。

続く

otentosama.hatenablog.com

オフィス学級図書館計画

謎タイトルですね。ただ、名前からある程度を想像できるのではないでしょうか。 オフィス is 会社。学級図書館は学校にあったあれです。タイトルの指す意味は要するに、オフィスを部分的に学級図書館のようにしてしまおうという計画です。ちなみに仲間内で勝手にやっているだけです。

少し前の話になりますけど、うちの会社でSlackが有償プランにアップグレードされました。それまでは各部門やプロジェクト単位で野良なSlackの無償プラン使われていたのですが、それらが有償プランのワークスペースに統合されました。 統合後のSlackのチャンネルには#reading_booksなるチャンネルが存在します。チャンネルの説明にはこのように書いています。"読んだ技術書などの感想をカジュアルに会話するチャネルです。本に限らず、スライド、ブログ記事などの投稿もありです。" つまり、本やブログに関わる会話をするチャンネルです。そのチャンネルである日、次のようなやりとりが生まれました。

11/28

A:せっかくなので、新しく入った書籍がわかるようにブックスタンドを100均で買ってきました。 Team Geekが最新入荷のようなのでそれを展示してみてます。どうでしょ?ご感想などいただければ幸い。 

B:気が付きました。良いと思います 👍 話若干それますが、簡単に借りれますよの仕組みがみんなに周知されると良いですよね。 以前、Xさんと飲みの席で話したことですが、会社にある本を図書館のように自由に借りれる仕組みがあるといいよねって話題があがりま した。Aさんとか私はたぶん、普通に借りるんでしょうけど、それに抵抗があるひとが自由に借りやすくするようにする(しきいをさげる)なにがしかのしかけがあると良いと思っています。 自由にどんどん借りてねと宣伝するのも一つの解です

C:学級文庫!

B:なつい 図書委員さんが必要 あれいるっけ?

C:小学校時代は、何もなしの自由スタイルで運用してたな。図書係は整理程度の役割

B:学級文庫のやり方はありな気がします。おじさん世代はノスタルジックな気持ちに浸ることもできて一石二鳥

A:あとは書店のPOPみたいに読んだ人の推薦文が欲しいかな、と思っています。

それから数週間後、会社の忘年会があるため、久しぶりにCが東京オフィスにきた。何気ないところから、 Cと本棚の前で雑談していました。本棚トークになり、レイアウトを変更し、レイアウト変更後の写真をアップしました。 その後のやりとりが以下です。

12/13

B:(本をブックスタンドに飾った写真をアップロードする)

A:意外とブックスタンドが100均ショップに売っていないんですよね(ブックエンドは売ってるのですが あとは「オススメPOP」の追加を… 🙂

B:今日は久しぶりに🏢にくるCとDにPOPをたのんだ

C:マジか。紙とかペンとかくれー

D:オフィスきません…ごめんなさい。印刷していただけそうなら清書します…

といったやりとりが発生し、CはOSSの教科書に関するPOPを作成し、Dは汎用的なPOPを作成しました。私が推していた風のテイストでPOPを作ってくれました。そして、お薦め本とPOPが飾られた本棚ができあがりました。

book_stand_with_pop

宣伝

実は来年こんなイベントをやります。すでに大盛況で予定人数に達しています。 けれど宣伝しておきます。補欠で繰り上がりってこともあると思いますので、興味ある方はぜひお申し込みください。

sios.connpass.com