はじめに
2015年9月頃に部署異動があって開発部門でスクラムマスター業務を担当することになりました。2017年2月現在もスクラムマスターをやっています。スクラムスクラムマスターとは開発プロセスのフレームワークのひとつであるスクラムで定義されている役割 のひとつです。スクラムの詳しい説明はこのあたりのスライドに委ねることにします。 スクラムマスターは普段、開発チームのひとたちとお仕事します。開発業務の経験があるひとがスクラムマスターになるケースもあれば、まったく開発業務の経験がないひとがスクラムマスターになることもあります。私は後者です。開発経験がないから開発者とのコミュニケーションは大変なわけです。話が脱線しそうなのです。開発経験なしのひとがスクラムマスターとして成長するための私の軌跡は機会があれば別で書くことにします。
やりかた
話を戻します。スクラムマスター業務をやっていることを家庭内に持ち込んだ話です。ちなみに業務ではVersionOneという道具を使っていますが、家庭内ではデジタルの道具は使わずに模造紙を使いました。模造紙をどのように使うかというと写真のように模造紙を貼ってやることを付箋に貼ってペタペタします。左からTODO(やること),DOING(やっていること),DONE(おわったもの)と分けます。題名ではスクラムといっていますが、実際のところはかんばんです。かんばんを使って家庭内行事を可視化するわけです。
えられたもの
2016年1月末から本日時点まで継続して家庭でタスクボードを使っています。およそ1年使って結果、えられたものを以下にまとめてみました。
やることやイベントを付箋に書いて可視化する習慣ができた。
- 夫婦間の備忘のためにメールすることが最小限になった。
- 事前に付箋に書いて伝えるコミュニケーションに変わった。
- タスクボードに貼られた予定が書かれた付箋をもとにミュニケーションが進むので無駄が少ない。
子供が手伝いに積極的に参加してくれる
- やることの総量が見えるし、AのタスクをやるためにはBのタスクを先にやらないといけないとかタスクの依存関係が説明できる。子供は自分に関わるタスクに行き着くために、依存するタスクの消化を進めてくれる。
- 行きたい行事があれば自分たちで積極的に付箋に書いてくれる
子供の作品展示場所ができた。
- 付箋に絵を描くのが子供達で流行り写真のように色々な絵が並んだ。写真左側の模造紙に貼られている付箋はほとんど子供が書いた絵です。付箋だと気楽に絵を描けて貼れるのでこんなありさまになりました。
まとめ
付箋は最高。このブログを書いている過程で妻の意見も反映させようと聞いたところ、「付箋ってすごいんだな」 と思ったそうです。私も同意見で付箋の可能性をすごく感じました。
どうぐ
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さいごに
ちなみに家庭にタスクボードを持ち込もうとしたきっかけを説明しますと、理由はシンプルでスクラム的なことを業務以外で実践してみたかったからです。一番身近なチームって家族だと思うのです。 職場以外に実践できる場所を考えてみたら家族が最適だったわけです。これを読んで興味を持った方がいたらぜひやってみてください。家庭内のコミュニケーションが良くなると色々と捗りますよ。